2024.9.11
kintoneを導入したきっかけ
オーガニック農業の生産効率を高めるため、データ管理の新たな挑戦
kintoneを導入する前は、Excelによる作業記録や仕入・収穫データの管理を行っていました。Excelの使用では、データ数が増えるとファイルが重くなり処理に時間がかかること、またデータに一貫性がなく集計や分析がしづらいことが悩みでした。
サガンベジでは、21種類の野菜を農薬・化学肥料・化学物質を一切使用しない栽培方法で、有機農産物を生産・販売しています。
子供からお年寄りまで安心して食べられるオーガニック野菜を生産し、安全な野菜のおいしさをぜひ知っていただきたいという思いで、日々畑に出ています。
そのため、作業記録や仕入・収穫データの処理に係る作業時間を極力減らし、さらに「安全で美味しい野菜を作ること」に時間を使うため、システムの導入を決めました。そして、10社近くツール提供事業者さんとも面談した上で、汎用性の高さが決め手となり、kintoneに決めました。
現在ハウスは32棟、面積93a
2017年10月にはTVQ 番組「ごちそうマエストロ」に出演
SACCSYの関わり方
サクシーとの連携で実現した最適な農業管理システム
農業の仕事は畑に出ることだけでなく、仕入・収穫・出荷など様々な作業があります。
サクシーさんにはこちらの要望に関するアプリを作っていただき、それぞれに納得いくまで打ち合わせしながら、システムを構築していきました。
商品に貼るシールの印刷アプリを作成した際には、シール印刷時の微妙なズレがなくなるまで調整していただいたり、納品書や請求書に関しては早急にサンプルを作っていただきました。システム化のイメージがしやすく、安心して要望を伝えることができました。
約1年お世話になっていますが、修正や要望を伝えた際は最初のころと変わらず、すぐに対応していただけるのでとても助かっています。
k-Reportと連携している納品書
現在のkintoneアプリの活用方法、導入後の効果
有機JAS対応業務の一元管理とExcelからの移行による大幅な作業時間削減
kintoneアプリは社内全体で活用していて、社内での評判はとても良いです。
有機JASに対応した業務を一元管理できるツールがなかったのですが、kintoneを活用することで一元化ができたこと、また入力の誤りが減ったことで、Excelを使用していた時と比べ作業時間でいうと月100時間以上の時間削減に繋がりました。
とても便利になりました。ぜひ同業者にも勧めたいシステムです。
格付管理記録アプリのホワイトボード - 出荷先別での管理が見える化した
格付管理記録 - k-Reportとの連携によりPDF出力も可能
今後の展望
kintoneとk-Reportの活用で更なる業務効率化を進める
現在、kintoneとk-Reportを使って収穫量や出荷量の管理、シール印刷を主に行っています。とても便利になっているので、他の業務でも活用していき、更に業務効率化を図っていきたいです。
今後は、ペーパーレスも進めて、DXのみならずGXも進めて行き、会社の魅力を高めたいと思っています。
従業員が一丸となり、サガンベジのモットーである「安全で高品質の有機野菜を安定供給」にさらに力を入れ、さらに多くの方にサガンベジの野菜を知ってもらえたらと思っています。